- 2024/07/05 掲載
独ファルタがポルシェと出資交渉、大型リチウムイオン電池事業
ファルタによると、両社は既に法的拘束力のない条件概要書(ノンバインディング・タームシート)に署名し、詳細を詰めている。ファルタは財務面に関しては開示しなかった。
今後はデューデリジェンスで重大な問題が見つからず、株主の承認が得られれば、ファルタのV4ドライブ事業は子会社V4ドライブ・バッテリーに移管。ポルシェは同子会社に出資し、その株式の過半数を握ることになる。
ポルシェとの出資交渉は、ファルタが2024年通期売上高予想を下方修正してから、わずか1カ月後に始まった。8億2000万ユーロ(8億8650万ドル)から8億7000万ユーロの間の水準にとどまると予想している。従来予想は9億ユーロだった。
ファルタは不安定な受注やサプライチェーン(供給網)の問題、エネルギー貯蔵ソリューションの需要低下に直面し、経営の立て直しに手間取っていた。今年初めには、再建計画目標を達成できない可能性があり、資本の再構成を含めて検討していると明らかにしていた。
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