- 2024/07/04 掲載
ECB、追加利下げ急ぐべきでない=スロベニア中銀総裁
バスレ氏は、ECBの現在の政策金利は経済成長を阻害しておらず、インフレは依然として驚くほど根強い可能性があるため、一段の行動を起こす緊急性はないと指摘。「われわれは十分に注意し、利下げを急がないようにする必要がある」とし、「9月に利下げを実施するか、その数カ月後に実施するかはオープン・クエスチョンだ」と語った。
欧州連合(EU)統計局発表の6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(速報値)は前年比2.5%と、5月の2.6%から小幅に鈍化。ただ、サービス部門のインフレ率は4.1%で高止まりした。
バスレ氏は「消費者心理は良好で、成長は持ちこたえており、労働市場は逼迫している。このため、サービスインフレが続くリスクがある」と指摘。「サービスインフレは多くの域内要因を背景に持続する可能性が高い」と述べた。
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