- 2024/06/04 掲載
NY証取でシステム障害、株価急変動で売停相次ぐ 正午前に解消
[3日 ロイター] - ニューヨーク証券取引所で3日、システム障害が発生し、投資会社バークシャー・ハザウェイを含む多くの銘柄が急激な株価変動に見舞われ、一時的に売買停止となった。
ニューヨーク証取によると、正午前までにシステム障害は解消。影響を受けた銘柄の取引は再開された。
インターコンチネンタル・エクスチェンジ傘下の同証取では先週、S&P総合500種とダウ工業株30種のリアルタイムデータ配信が1時間以上にわたって影響を受ける不具合が発生したばかり。今回のシステム障害はデータセンターでの新たなソフトウエアの導入に関連したものだったという。
一時売買停止となった銘柄の中には異常に大きな値動き動きを見せたものもあり、バークシャー・ハサウェイのクラスA株は一時99.97%下落。取引再開後、0.6%高で取引を終えた。
ニューヨーク証取は米東部時間午前9時50─51分に1株当たり60万3718.30ドル以下で行われたバークシャー・クラスA株の売買について、不具合に関連した誤った取引を全て取り消すと発表した。
バリック・ゴールドやチポトレ・メキシカン・グリルなど影響を受けた他の銘柄についても誤った取引を取り消す方針で、約40銘柄の取引を調査しているという。
今回のシステム障害で影響を受けた可能性のある投資家に補償するかどうかについては今のところコメントしていない。
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