- 2024/06/03 掲載
インド製造業PMI、5月は熱波で3カ月ぶり低水準 外需は旺盛
[ベンガルール 3日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた5月のインド製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は57.5で3カ月ぶりの低水準となった。熱波の影響で一部企業が就業時間を短縮した。ただ海外の需要が好調だった。
4月は58.8、速報値は58.4。好不況の節目である50を約3年にわたり上回っている。
例年、5月は気温が上昇し、北部や西部では摂氏50度を超えた地区もあった。
HSBCのグローバル・エコノミスト、マイトレイ・ダス氏は、5月は、新規受注と生産の伸びが鈍化する一方、新規輸出受注は13年ぶりの高い伸びを記録したと指摘した。
生産および新規受注の各指数は3カ月ぶりの水準に低下。選挙関連の混乱も影響した。
一方、海外向け販売は好調で、輸出受注は26カ月連続で増加した。
良好な需要見通しにより企業心理は約9年ぶりの高水準となり、雇用は2022年11月以来の伸びを示した。ただ旺盛な需要がコストと販売価格を押し上げた。コストは21カ月ぶり、販売価格は8カ月ぶりの伸びとなった。
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