• 2024/05/27 掲載

「宇宙飛行機」エンジン燃焼を公開=31年有人飛行目指す―愛知のベンチャー

時事通信社

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宇宙ベンチャーのPDエアロスペース(名古屋市)は27日、旅客機のように繰り返し利用できる「宇宙飛行機」の開発に向けた新型エンジンの燃焼実験を報道陣に公開した。ジェットエンジンとロケットエンジンを一体化し、空港の滑走路で離着陸できるようにする。2031年をめどに「宇宙旅行」の実現を目指す。

同社にはANAホールディングスなどが出資。宇宙旅行はジェットエンジンで離陸後、ロケットエンジンに切り替え、高度80キロに上昇。4分間の無重力空間を体験し、帰還することを想定している。両エンジンの一体化で、軽量化と部品コスト抑制につなげる。パイロット2人を含む8人乗りで、料金は1人3500万円程度と競合社の7割に抑える考えだ。

【時事通信社】 〔写真説明〕燃焼実験に使用されたエンジン=27日、愛知県碧南市 〔写真説明〕燃焼実験の報道公開を終え、取材に応じるPDエアロスペースの緒川修治社長=27日、愛知県碧南市

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