- 2024/05/23 掲載
韓国中銀、金利3.50%に据え置き 成長率予想を上方修正
[ソウル 23日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は23日、政策金利を3.50%に据え置いた。据え置きは11会合連続。
ロイターが実施したアナリスト調査では、43人全員が据え置きを予想していた。
第1・四半期の成長率が2年ぶり高水準となったことを受け、中銀は今年の成長率予想を2.1%から2.5%に引き上げた。
李総裁は0210GMT(日本時間午前11時10分)から始まる会見で、タカ派的な姿勢を維持する見通し。
4月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.9%上昇し、3カ月ぶりに鈍化した。ただ、中銀目標の2%は依然上回っている。
バークレイズのアナリスト、ソン・ブンキ氏は金利決定発表前に「第1・四半期のGDPが上振れしたため、中銀は若干タカ派的な姿勢を示す可能性がある」と述べた。
米国の金融引き締めが想定よりも長期化するとの観測が高まる中、李総裁は最近、利下げ時期を後ずれさせる可能性があると述べている。
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