Jaspreet Singh　Arsheeya Bajwa

[２０日 ロイター] - 米デル・テクノロジーズは２０日、米クアルコム製プロセッサを搭載した人工知能（ＡＩ）対応パソコンのシリーズと、米エヌビディア製の最新型半導体を搭載した新型サーバーを今年下半期に市場へ投入すると発表した。

うま味の大きいＡＩ対応サーバー市場で勢いを維持するのが狙いで、新型コロナウイルスのパンデミック後に受注が落ち込んだパソコン市場が今年は回復すると見込んで準備を進めている。

ＡＩ対応パソコンは、ＡＩ処理に関わるＮＰＵ（ニューラルネットワーク・プロセッシング・ユニット）機能を備えたクアルコムの「スナップドラゴンＸ」シリーズを搭載。５機種のうち２機種については２０日に予約注文の受け付けを開始する。

新型サーバーはエヌビディアのＡＩ向け次世代半導体「ブラックウェル」に対応。空冷に比べて処理能力の高い液体冷却システムも搭載する。