大和証券グループ本社の荻野明彦社長は２０日、２０２６年度までの新たな中期経営計画に関する記者会見で、銀行など異業種との提携戦略について「当社グループが成長していく上で必要なピースがあれば、今後もちゅうちょなく取り組む」と述べた。同社は今月、あおぞら銀行やかんぽ生命保険とそれぞれ、資本業務提携すると発表した。

萩野社長は、あおぞら銀やかんぽとの提携について「従来の体制ではできなかった顧客基盤の拡大や、機能・サービスの補完を図る」と狙いを説明。提携を通じ、年１００億円以上の利益押し上げ効果を見込んでいるとの認識を示した。

【時事通信社】