• 2024/05/17 掲載

米テスラ、自動運転システム開発で中国データの活用計画=関係筋

ロイター

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Fanny Potkin

[上海/シンガポール 17日 ロイター] - 米電気自動車大手テスラは自動運転システムの開発を巡り、中国国内で処理可能なデータを活用する計画を推進している。関係筋が明らかにした。

2人の関係者によると、テスラはより完全な自動運転に必要なアルゴリズムを訓練するために、中国のデータセンターを活用する計画を進めている。

最近まで同社は運転支援機能「フルセルフドライビング(FSD)」システム開発のために、中国のEVで生成されたデータを国外に移転する許可を得ようと取り組んでいたという。

テスラが中国の自動運転データの取り扱いについて、データ移転と国内のデータセンターのどちらを選択するか、あるいは両方を並行して進めるかは明らかでない。

EVの需要が減速し競争が激化する中でテスラは人工知能(AI)に活路を見出そうとしている。米政府が中国へのAI技術の移転を規制しようとしているため、テスラは中国国内で得られるデータを活用してAIを開発したい考え。

テスラは中国でFSDのフルバージョンを提供していないが、中国でFSDの市場が拡大すれば収益の押し上げにつながる。

テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は先月中国を訪問し、李強首相と会談した。2人の関係者はマスク氏がデータ移転のスムーズな承認を求めたほか、同社が中国のデータセンターに投資する可能性について言及したと明らかにした。

マスク氏はテスラのFSDシステムを中国のEVメーカーにライセンス供与する可能性についても協議したという。

関係筋によると、マスク氏はこれまで中国にデータセンターを設置することには反対で、米国へのデータ転送が最も効率的な選択肢だと主張していた。

オートモーティブ・フォーサイト(上海)のマネジングディレクター、エール・チャン氏は「テスラが中国でFSDを展開し、アルゴリズム訓練に中国のデータを活用すれば、間違いなく画期的なことだ」と指摘した。

中国はテスラがEV生産を拡大する上で重要な役割を果たしたとし、自動運転技術を広く普及させる上で、中国は再び重要な役割を果たすだろうと述べた。

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