- 2024/04/16 掲載
米ゴールドマン、第1四半期28%増益 投資銀業務回復
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスが15日発表した第1・四半期決算は利益が予想を上回った。引き受け業務や債券取引などの回復に後押しされ、1株当たり利益は2021年第3・四半期以来の高水準となった。
利益は28%増の41億3000万ドル。1株当たり利益は11.58ドルと、アナリスト予想の8.56ドルを上回った。
ゴールドマンの伝統的な主力事業である投資銀行業務は過去2年間は低迷していたが力強く回復。投資銀行部門の手数料は20億8000万ドルと、32%増加した。債券と株式売り出しの引き受け手数料のほか、M&A(合併・買収)業務による収入増が追い風となった。
債券、為替、コモディティー(FICC)トレーディング収入は10%増の43億2000万ドル。住宅ローンやストラクチャード・レンディングの融資収益の増加で押し上げられた。
株式は10%増の33億1000万ドル。ただコモディティー(商品)と金利商品はわずかに減少した。
資産・ウェルスマネジメント部門の管理報酬は24億5000万ドルと、四半期としては過去最高。運用資産も2兆8500億ドルと過去最高となった。
ゴールドマンは昨年、数千人規模のレイオフを実施。3月末時点の従業員数は4万4400人と、前四半期と比べて2%減少した。
関連コンテンツ
PR
PR
PR