• 2024/04/12 掲載

利下げ時期言及に慎重=市場は6月の見方―欧州中銀総裁

時事通信社

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【ロンドン時事】欧州中央銀行(ECB)は11日、定例理事会後に発表した声明で今後の利下げ転換を示唆した。ラガルド総裁は利下げ時期について次回会合が開かれる「6月」と明言せず、慎重な姿勢を崩さなかった。ただ市場では、6月の利下げ開始を見込み、それ以降はより緩やかなペースで金融緩和が進むと観測が広がった。

ECBは今回、5会合連続で政策金利の据え置きを決定。声明は今後の政策運営に関し、「インフレが持続的に目標に向かうと確信がさらに強まれば、現在の金融引き締めの程度を緩めることが適切」と明記し、利下げのタイミングを探る考えを示した。

ラガルド氏は記者会見で、物価に影響を与える欧州各国の賃金動向を重視すると指摘。6月までに入手できるデータでインフレが落ち着きつつあることを確認すべきだと見解を示した。

さらに「インフレが落ち着くまでの道筋は一様でない」とも述べ、政策運営の先行きについて慎重な物言いに終始した。ラガルド氏が利下げ時期の「手の内」を見せないのは、拙速な利下げによるインフレ再燃リスクを警戒しているからだ。

一方で市場は、利下げを支持する理事会メンバーの発言を踏まえ、ECBが早ければ6月会合で利下げを決めるとの見方を強めている。ただ、「利下げはゆっくりしたペースになる」(エコノミスト)とみている。

【時事通信社】 〔写真説明〕欧州中央銀行(ECB)定例理事会後に記者会見するラガルド総裁=11日、ドイツ・フランクフルト(EPA時事)

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