- 2024/04/12 掲載
円小幅安、153円台前半=米利下げ観測後退、介入警戒も―東京市場
12日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=153円台前半で小幅に下落した。米国の早期利下げ観測の後退を背景に、日米金利差の縮小が進まないとの見方から円売り・ドル買いが優勢。ただ、政府・日銀の為替介入への警戒感もあり、動きにくい雰囲気だ。午後5時現在は153円24~24銭と前日比11銭の円安・ドル高。
市場では、今週発表された米物価指標が高い伸びを示したことからインフレ懸念が再燃。米連邦準備制度理事会(FRB)が6月にも利下げを始めるとの観測が急速に後退している。米金利先物市場が織り込む6月利下げの予想は2割と、1週間前の5割から落ち込んだ。一方、日銀は低金利政策を維持する姿勢を示しており、円売り圧力は根強い。
【時事通信社】
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