- 2024/04/12 掲載
英GDP、2月前月比+0.1% 2カ月連続増で景気後退脱却の兆し
1月分は0.2%増から0.3%増に上方改定された。
ハント財務相は、経済が好転しつつあるという歓迎すべき兆しだと指摘した。
GDPは増加に転じたが、景気後退に入る前の2023年6月の水準を下回り、22年初め以降、ほぼ横ばいで推移している。
会計士団体ICAEWの経済ディレクター、スレン・ティル氏は「リセッション懸念はバックミラーから消えつつあるが、より長期の見通しは依然厳しい。利上げの遅れた影響と供給サイドの慢性的な制約が成長を抑え続ける可能性が高い」と述べた。
2月のGDPは前年比で0.2%減少。エコノミストの予想(0.4%減)より小幅なマイナスにとどまった。
GDPの大半を占めるサービス部門は前月比0.1%増で予想と一致した。製造業は予想を上回る1.2%増だった。建設業は1.9%減で、1年余りぶりの大きな落ち込みだった。
PR
PR
PR