- 2024/04/01 掲載
中国上海汽車、GM・VW合弁とEV部門で数千人削減へ=関係筋
削減規模は上汽通用汽車(SAIC―GM)で30%、上汽大衆汽車(SAIC─VW)で10%、SAIC傘下のEV部門・飛凡汽車(ライジングオート)で50%以上を計画。より厳格な業績基準の導入や低評価の社員への退職推奨などによって、徐々に削減するという。
大規模な人員削減は中国国有企業では珍しい。
EVが爆発的に普及する中国では、SAICとその海外パートナーは、米テスラやBYDなど中国民間メーカーに急速にシェアを奪われている。
SAICの広報担当者は、人員削減に関するロイターの報道は「事実ではない」とし、同社は従業員の削減目標を設定していないと述べた。
GM中国法人の広報担当者は、SAIC―GMが従業員を30%削減するという報道は「不正確」だと述べたが、詳細については言及を避けた。VW中国法人の広報担当者は、レイオフは計画しておらず、SAIC―VWが10%の人員削減を計画しているという報道は「正しくない」と述べた。
SAICの年次報告書によると、2023年末時点で親会社と主要子会社で20万7000人を雇用している。
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