ファストフードチェーンの「ケンタッキーフライドチキン」を傘下に持つ日本ＫＦＣホールディングスは１９日、１９８５年のプロ野球阪神タイガースのリーグ優勝時に、熱狂したファンによって大阪・道頓堀川に投げ込まれて行方不明になり、２００９年に発見されたカーネル・サンダース人形が今月８日に住吉大社（大阪市）で供養されたと発表した。

同社は「老朽化により、これ以上の保管が厳しいと判断した」と説明している。人形は道頓堀川で発見された後、同社に返還。その後は東京都渋谷区にあった本社や、大阪市内のオフィスなどで展示されていた。供養のため「人形納め」を行い、判治孝之社長らが参列したという。

【時事通信社】 〔写真説明〕住吉大社（大阪市）で「人形納め」されるカーネル・サンダース人形（日本ＫＦＣホールディングス提供） 〔写真説明〕住吉大社（大阪市）で「人形納め」されたカーネル・サンダース人形（日本ＫＦＣホールディングス提供）