「モノのインターネット（ＩｏＴ）」の基盤サービスを企業などに提供するソラコム（東京都世田谷区、玉川憲社長）は２６日、東証グロース市場に上場する。公募などで調達する上限約５０億８８００万円は、業容拡大で増加する人件費や広告宣伝費、開発費などに充てる。

２０１４年１１月に設立。翌年、現社名に変更してＩｏＴ基盤サービス「ＳＯＲＡＣＯＭ」の提供を開始した。１７年８月にＫＤＤＩ傘下に入った。海外でもサービスを展開している。

ＩｏＴは、センサーなどの機器と通信を組み合わせてデータを収集する技術。業務の効率化や新サービスの開発につながる。ソラコムの主な売り上げは、通信回線を含めた基盤サービスの利用料となっている。