- 2024/03/11 掲載
米資産運用マシューズ、上海オフィス閉鎖 事業縮小相次ぐ
[香港 9日 ロイター] - 米資産運用会社マシューズ・インターナショナル・キャピタル・マネジメントは8日、上海オフィスを閉鎖することを明らかにした。
中国株式市場は不動産危機や大規模な景気対策の見送りを受け、先月に5年ぶりの安値に下落。モルガン・スタンレーなど国際的な大手金融機関も中国事業を縮小している。
マシューズは上海オフィスを閉鎖することを確認。リサーチ業務を香港オフィスに集約すると述べた。ただ、徹底した中国の基礎リサーチは継続し、今後もアジアで質の高い顧客サービスを提供するとしている。
関係筋によると、今回の決定はコスト削減が狙い。上海オフィスの人員は10人未満で、主に市場リサーチの担当者だった。
マシューズの旗艦ファンド「チャイナ・ファンド」は2月末までの1年間の運用成績がマイナス22.4%。MSCIチャイナ指数のマイナス14%を下回った。
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