- 2024/02/29 掲載
米利下げ開始、年内が「適切な可能性高い」=ボストン連銀総裁
ダートマス大学でのイベント向けの講演原稿で「年内に緩和政策を開始することが適切になる可能性が高いと確信している」とし、「そうなれば、段階的に金利を引き下げるという計画的でフォワードルッキングなアプローチが、安定した物価と雇用の最大化を促進しつつリスクを管理するのに必要な柔軟性を提供するはずだ」とした。
また、最近のインフレ統計や雇用関連指標が予想を上回っていることを受け、FRBがインフレ率を2%目標に戻す道のりは引き続き平坦ではない公算が大きいと指摘。「FRBの2つの責務(デュアルマンデート)達成に向けた進展の持続的かつ広範な兆候が見られることが重要」としつつも、その進展にはむらがあり、「全てのデータが一様になることを期待するのはハードルが高すぎる」とした。
その上で、住宅インフレと住宅以外のサービスインフレの持続的な低下、および賃金上昇ペースがインフレ圧力に拍車をかけていないことのさらなる証拠を求めているとした。
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