• 2025/04/22 掲載

トルコ財務相、インフレ率が中銀予想レンジまで低下と予想

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Nevzat Devranoglu

[ギレスン(トルコ) 21日 ロイター] - トルコのシムシェキ財務相は、最近の市場や貿易の動きを受けて経済・財政運営方針を修正することは想定していないとし、インフレ率は年末までに中央銀行の予想レンジまで低下する可能性が非常に高いとの認識を示した。視察先で記者団に語った。

3月の消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は38.1%だった。中央銀行の年末のインフレ率予想は19─29%で中間値が24%。

3月、エルドアン大統領の最大の政敵とされたイスタンブール市長が汚職容疑で身柄を拘束され、通貨リラは最安値を更新し、株・債券が急落した。トランプ関税が経済状況をさらに複雑にしている。

シムシェキ氏は「国内金融市場と世界経済の最近の動きが、われわれのプログラムの目標に与える恒久的な影響を分析するのは時期尚早だ」と指摘。

「プログラムを確実に実施することが極めて重要だ。最大の優先事項は物価の安定、インフレ率の恒久的な低下だ。この点に関して、大きなリスクはないと考えており、現段階でプログラムから大きく逸脱することは想定していない」と述べた。

リラの下落は限定的であり、需要状況があまり強くないためリラ安の影響は軽微と予想し、各種要因を踏まえてインフレ率が中銀の予想レンジ内に収まる可能性は非常に高いと指摘した。

経常収支への影響は差し引きでプラスになると予想した。貿易戦争という形で保護主義が世界の成長に悪影響を及ぼすリスクはあるが、国内金融環境の引き締めが輸入を抑制するとし、「経常赤字は、中期計画での予想(GDP比2%)を大幅に下回る可能性が高いとみている」と述べた。

予算に関する明確なメッセージは、財政支出の規律を維持することだと述べた。

「財政規律の目的は、財政のマイナス効果を通じてディスインフレのプロセスを支援することだ。金融引き締めは、財政支出でなく財政収入から財政に限定的な悪影響を及ぼすとみられる。プログラムにとって重大な懸念とはならないだろう」と語った。

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