住友商事は２８日、生鮮食品を冷蔵の状態で長距離海上輸送できる技術を確立したと発表した。冷凍した場合は解凍時に品質が劣化しがちだが、冷蔵だとそのおそれが少ない。欧州から日本への輸入を手始めに、国内外の食品事業者に輸送サービスを提供する。

出資するＭＡＲＳ

Ｃｏｍｐａｎｙ（高崎市）などと共同で、食品に微弱な電場を与えることで氷点下に温度を下げても凍らないコンテナを開発した。スペインからの豚肉輸入の実験はすでに成功しており、今後、サーモンなどで検証を重ねるという。