２７日の東京株式市場は、連日の株価上昇の反動で上値は重かったものの、ハイテク株の一角などに買いが入って相場を下支えした。日経平均株価は前日比５円８１銭高の３万９２３９円５２銭で終わり、３営業日連続で史上最高値を更新した。

前日の米国市場で半導体株が上昇したため、東京市場でも半導体製造装置株などに買いが入り、株価指数を押し上げた。ただ、買い一巡後は値を消す銘柄が見られ、日経平均はマイナスになる場面もあった。

市場では、前週までの上昇ペースの速さに対する警戒感も出ている。関係者からは「昨年来の高値付近に位置する銘柄が多く、利益確定売りが出やすかった」（国内証券）との指摘が聞かれた。

【時事通信社】