- 2025/04/22 掲載
ユーロ圏インフレ率、26年に2%に=ECB専門家調査
ECBは17日、過去1年で7回目となる利下げを行い、ディスインフレのプロセスが順調に進んでいるとの認識を示した。
専門家調査はECBの政策審議で重要な材料となることが多い。ただ、回答の締め切りは4日で、その後に金融市場が米国の通商政策により大きく変動しているため、過去の予測ほど重視されない可能性がある。
ユーロが対ドルで大幅に上昇し、エネルギー価格は下落した。このため、インフレが大幅に鈍化する可能性がある。また米国との貿易摩擦はユーロ圏の経済成長を急減速させ、インフレを抑制するとみられる。
今回の調査では、25年の成長率見通しが前回の1.0%から0.9%へ小幅に修正されたに過ぎず、貿易摩擦がまだ本格的に織り込まれていないことを示唆している。
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