- 2023/10/05 掲載
Xの米広告収入、マスク氏買収後は毎月大幅減
[4日 ロイター] - 米短文投稿サイトのX(旧ツイッター)は、実業家イーロン・マスク氏が昨年10月にツイッターを買収して以来、米国における毎月の広告収入が少なくとも前年比で55%減っていることが、第三者のデータで分かった。
Xは広告主のつなぎ止めに苦戦を強いられている。経営権を握ったマスク氏が急激に運営方針を変更し、広告主側の警戒感が広がっているためだ。
データ分析企業のガイドラインによると、Xの米広告収入は昨年12月に前年比78%減少し、月間ベースでマスク氏買収以降最も落ち込んだ。今年8月も60%減となっている。
マスク氏は以前から、広告収入が打撃を受けていると認めつつ、広告主に圧力がかかっていると主張。先月には、ユダヤ人の権利保護団体、名誉毀損防止同盟(ADL)のせいで米国の広告収入が60%減ったと投稿した。
ADLは4日の声明で、自分たちがXの広告収入を減らしているという言説は全て虚偽だと述べ、今後はXに憎悪主義に毅然と対峙する重要性を伝える広告の掲載を開始する準備をしていると付け加えた。
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