- 2023/05/11 掲載
ソフトバンクG、23年3月期の最終赤字9701億円 四半期の赤字は縮小
[東京 11日 ロイター] - ソフトバンクグループ(SBG)が11日に発表した2023年3月期連結決算(国際会計基準)は、投資損失が響き最終損益が9701億円の赤字となった。前期の1兆7080億円に続く2期連続の最終損失。ビジョン・ファンドの投資損失が5兆2794億円まで膨らんだことが響いた。ただ、四半期ごとの赤字幅は縮小している。24年3月期通期の見通しは開示していない。
23年3月期は、アリババ株式を利用したデリバティブ契約で早期に現物決算した関連で4兆8383億円の利益を計上したが、ビジョン・ファンドの落ち込みを補えなかった。有利子負債は、前期末から2兆2338億円減少した。
一方で、1―3月期の連結最終損益は576億円の赤字で、22年10―12月期の7834億円の損失から改善した。ビジョン・ファンドの投資損失も2368億円で5四半期連続の赤字となったが、前期の7303億円からは赤字幅が縮小している。
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