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- 2015/03/02 掲載
一番使えるのは? モバイル対応のクロスプラットフォーム開発環境を徹底比較(後編)
Delphi、Xamarin、Monaca、caede
本記事は「一番使えるのは? モバイル対応のクロスプラットフォーム開発環境を徹底比較(前編)」の続きです。
複数の解像度への対応は?
続いて行われたディスカッションの中から、画面解像度への対応とビルドシステムについての部分をダイジェストで紹介しましょう。──複数の解像度やアスペクト比への対応は?
Delphiはアンカーとアラインメントという仕組みで対応します。解像度はFireMonkeyの独自の仮想解像度を持っていて、画面の解像度が変わると自動的にスケーリングして描画する。ただしOSの見た目になるように、ピクセル単位で見た目が同じコンポーネントを使っています。
Curlの場合は解像度とアスペクト比をフレームワークで自動的に切り替える仕組みを持っています。caedeの開発環境はたくさんのテンプレートを用意しているので、簡単に2種類の解像度やアスペクト比に対応したアプリケーションを1つのアプリとして開発できます。
Monaca、CordvaはHTMLベースなので対応する方法はいくつかあって、Viewportを使うか、CSSのメディアクエリで出し分けをするとか、Webサイトのテクニックが使えます。ただそれだとやりにくいので、OnsenUIでは、Androidならこれを出す、iOSならこれを出す、ということもしています。
また、最近のMonacaではCrosswalkエンジンというのがあって、WebViewにChromiumを埋め込んでしまうことで、フラグメンテーションをなくすということもできます。
Xamarinは全部ネイティブに近い方法なので、ネイティブの人が苦労するようにXamarinでも苦労します。ただ、Xamarin.Formsを使うとうまいことやってくれます。これで頑張って作ると7割は共通化できると聞いています。
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