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富士通は18日、UNIXサーバのラインナップを刷新し、「SPARC M10(スパーク エムテン)」を提供すると発表した。「SPARC M10」では、新たに開発したプロセッサ「SPARC64 X(テン)」を搭載。同プロセッサは、SPEC_intrate2006でのHPC用途のサーバを除くビジネス用途向けサーバにおける整数演算性能において、世界最高性能を実現し、ビッグデータの高速リアルタイム処理を可能にするという。
「SPARC M10」は、HPC用サーバを除いた1台に搭載できるプロセッサ数で世界最高となる最大64CPU、1,024コアという高いスケーラビリティーを誇るとともに、プロセッサコア単位での性能増強を可能とする柔軟な運用・拡張性を可能にする。メインフレームクラスの高い信頼性によりシステムの安定稼働を支える。
本製品はトヨタ自動車やみずほ銀行にて採用される見込み。トヨタ自動車ではβプログラムに参加し、「SPARC M10」に新たに搭載された仮想化機能を使って、同社の「グローバルな生産・物流関連をサポートするシステムに用いて、リソースの有効活用や性能、そして安定性の評価・検証を実施し、期待に応える結果を得ています」(コーポレートIT部 部長 岡本 賢二氏)という。
「SPARC M10」では、処理能力に合わせ、「SPARC M10-1」、「SPARC M10-4」、「SPARC M10-4S」の3モデルを提供する。価格(税別)はそれぞれ220万円から、571万円から、1,517万円から。
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