- 2012/10/12 掲載
ジョンソン・エンド・ジョンソン子会社、1000名にiPadを導入
ヤンセンではこれまで、新薬の情報や製薬業界の動向などを医師に提供するため、MRが大量の書類やパンフレットを持って全国の医療機関を訪問しており、MRの負担軽減と資料の印刷にかかるコスト削減を検討していたという。
こうした課題を解決するため、紙の説明資料を電子化し、医師への限られた面会時間の中で大量の資料から必要な情報を瞬時に検索し、効率的かつ効果的に医薬品情報を医師へ提供することができるiPadを活用した「Interactive-Pro」を採用した。
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iPadを活用する「Interactive-Pro」により、(1)視覚に訴える、インパクトのあるプレゼンテーションの実現、(2)MRが持ち歩く紙の資料の削減、(3)MRの自己学習・知識の補完のサポートの3つを実現したという。
「Interactive-Pro」は、日立ソリューションズのクラウドサービス「SecureOnline」上で提供されており、ヤンセンが要求するセキュリティポリシーを満たしながら、システム運用にかかる負荷やコストを削減したという。
今後、ヤンセンでは、MRのiPadの操作履歴をログ情報として「Interactive-Pro」に収集し、ログ情報とCRM(顧客管理)システムの連携を検討していく予定。これにより、医師の資料の参照率や関心の高い医薬品などを分析し、医師へのより効果的な営業活動やマーケティング戦略に活用していく。
また、患者への医薬品投与後の症例情報を「Interactive-Pro」に入力可能にするとともに、入力した症例情報を一元管理できる仕組みも検討しているという。
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