- 2012/02/22 掲載
NEC、前橋市と大和市の図書館へクラウドサービスによる図書館システムを提供
「GPRIME for SaaS/図書館」は、公共図書館や組織内の図書室・資料室などにおける、蔵書の管理・検索・予約・貸出・返却システムや利用者管理システムなどの基幹業務システムを、NECのデータセンターからSaaS型で提供するもの。図書館とデータセンターを接続するネットワークも提供する「VPNサービス」もサービスメニューに追加されている。
前橋市は、現在16の市立図書館(本館・分館)で、トータルで約100万冊の蔵書を保有。この様な大規模な蔵書管理にクラウドサービスを利用することは、国内で初めての事例という。NECは、16の図書館とデータセンターを接続させるVPNも構築し、トータルで前橋市の図書資料管理業務をサポートする。
大和市は現在、図書館1館と学習センターに設置している4室の図書室で、トータルで約43万冊の蔵書を保有。「GPRIME for SaaS/図書館」を利用することにより、図書館システムを24時間365日運用することが可能となるため、市民サービスの向上と業務の効率化を実現できるとしている。
両市では同サービスにより、ネットワークを含めた全体の最適化を図ることが可能となり、同等のシステムを個別に開発・運用する場合と比べて図書館全体におけるIT経費を削減できたという。また、図書館システムの運用管理だけでなく、インターネット接続環境や図書館間のネットワーク環境の構築や管理、障害への対応などもNECの提供サービスに含まれているため、図書館職員の負担を大幅に軽減できたとしている。
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