EMCジャパン、ビッグデータの高速分析処理を行う「Greenplum HD EE」

　EMCジャパンは、大規模データの分散アプリケーションに使用されるオープンソース・ソフトウェアであるApache Hadoopと100％の互換性を有し、ビッグデータの高速分析処理を行う「EMC Greenplum HD Enterprise Edition」（以下、「Greenplum HD EE」）の販売を開始した。

　ビッグデータの高速分析処理を行う「Greenplum HD EE」は、Apache Hadoopとの互換性を維持しつつ再設計された実装を核に、インストール、トレーニング、導入から保守・運用に至るサポートなどを付加した包括的なHadoopプラットフォーム。各プロセスの再設計、最適化による高速化によって、標準的なApache Hadoopに比べて2～5倍のパフォーマンス向上を実現している。「Greenplum HD EE」により、現在利用しているApache Hadoop環境でのツールや、ソリューションが引き起こすシステムの負荷や複雑さを排除し、ビッグデータを分析し活用できるようになる。

　「Greenplum HD EE」は、HDFS、MapReduce、Zookeeper、Pig、HiveおよびHbaseを含むApache Hadoopと100％のインターフェイス互換性を有する。これにより、大規模組織で必要とされる機能を提供し、現在利用しているApache Hadoopの環境から、シームレスにアプリケーションの移植を行うことができる。具体的には、スナップショットやワイド・エリア・レプリケーションなどのデータ管理機能、ネイティブのNFS（Network File System）インターフェイスを使用したシンプルなデータ・ロードおよびアクセス、シンプルなクラスタの導入、自動障害検出/通知、マルチサイト管理、ローリング・アップグレードなどのエンド・ツー・エンドの管理性などの機能を搭載する。