NEC、南アフリカにNECアフリカを設立

　NECは従来、アフリカ地域を中東・北アフリカ地域と、サブサハラ地域（サハラ砂漠以南の地域）に分け、前者をNECヨーロッパ傘下のNEC Telecommunication and Information technology社が、後者を南アのヨハネスブルグとケニアのナイロビ駐在員事務所が事業を展開してきた。

　NECアフリカは、サブサハラ地域全体を統括する。同地域は南ア、ナイジェリア、ケニア等を要し、政情は安定、経済発展も見込め、携帯電話市場の拡大による通信インフラや、セキュリティ等の社会インフラの整備が加速される見込みだという。NECは約50年にわたり同地域で通信・放送インフラの整備に寄与してきたが、今後は、通信や放送、郵便などの社会インフラ、セキュリティソリューション、企業や公共分野向けのクラウドサービス等を提供していく。

　なお、NECアフリカは今後、西アフリカ地域の拠点としてNEC西アフリカをナイジェリアに、東アフリカ地域の拠点としてナイロビにNECアフリカの支店を設置するとしている。