- 2011/11/29 掲載
小松ウオール工業、メインフレームの基幹系システムをオープン化 オラクル製品で全面刷新
従来、小松ウオール工業では、メインフレームやオフコンを活用して、受注、物流、設計・生産などの基幹系システムを運用していた。
しかし、改修を加えながら運用するシステムでは、営業や製造などの業務部門から寄せられるシステム改善要求に、迅速に応えることが困難になるなどの課題が浮上していたという。
そのため、同社では2000年から基幹系システムの段階的なオープン化を進め、2010年10月にハードウェアのサポート期限が迫ったことから基幹系システムの刷新に取り組むことになった。
新基幹系システムの刷新プロジェクトは2006年から、オラクルのコンサルティング・サービスによる既存システムの棚卸しと移行プランの策定から開始。その結果を受け、小松ウオール工業は、サーバ統合によるシステム基盤のダウンサイジングと、新基幹系システムの構築に合わせてJavaで新規にアプリケーションを開発することを決定した。
小松ウオール工業では、当初オフコンの移行を2011年下期に予定していたが、システム基盤のダウンサイジングを進めるにあたり、オラクルの研修や開発フレームワーク「Oracle Application Development Framework」を活用したことで、メインフレームの移行と並行して移行を完了。これにより、開発・移行期間は約12カ月短縮し、プロジェクト全体のコストを低減したという。
富士通がシステム導入を担当、富士通北陸システムズがシステム構築の支援を行った。
小松ウオール工業では、各部門のマネジャーが受注、製造、配送などの情報を横断的に確認し、迅速な業務分析を行えるよう、「Oracle Business Intelligence」の活用をさらに推進し、環境を整備する予定だという。
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