- 2011/11/17 掲載
トレンドマイクロ、情報漏えい対策とスマホ対応した企業向けセキュリティソフト「ウイルスバスター Corp.10.6」を発売
1つめは新たに加わった情報漏えい対策の「Trend Micro情報漏えい対策オプション」。本オプションを用いれば、特定のメーカーや機種を指定したUSBメモリの使用制限や、任意の条件に該当するデータのコピー・送信を制限できる。また、管理者がコンテンツ、経路、処理を設定できる。
具体的には、電話番号やクレジットカード番号など特定のパターンを持った文字列や、特定のカテゴリに含まれる文字列を指定し、その出現回数を任意に設定。USBメモリをはじめとしたリムーバブルディスク、プリンタ、CD/DVD、メール、http、FTPなど、対象のファイルがコピー・送信される際に監視する経路において、ブロックまたはブロックせずにログ保存のみを設定できる。また、ユーザーにポップアップで警告することも可能。
さらに日本企業向けに日本の氏名、住所、電話番号などを予め設定された個人情報保護のテンプレートが提供されるため、導入設定なしに運用を開始できるという。
2つめは、検索手法の改善によるパフォーマンス向上。インストール後に作成するデジタル署名キャッシュによって、Windowsのシステムファイルなど安全と判断したファイルや、前回の不正プログラム検索時に安全と判断されて変更履歴のないファイルをスキップして検索することで手動検索・スケジュール検索時間を約30%削減したという。さらに、PC起動時の負荷監視やOS起動直後は必要最小限のモジュールから段階的にメモリ展開することで、OSの体感起動時間も短縮した。
最後がスマートフォン対応。Windowsに加えて、iOS、Android、Blackberry、Windows Mobileなどのプラットフォームを一元管理できる。
価格は、スマートフォン対応が加わった「ウイルスバスター コーポレートエディション Plus」が5,240円(税別、1年サポート、250ライセンス購入時)、さらに統合管理や脆弱性対策機能が加わった「Client/Server Suite Premium」が8,350円(同)。

トレンドマイクロでは、今後1年間に180億円の販売を見込む。
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