- 2011/08/31 掲載
米デル、クラウド事業を本格化 VMwareベースのIaaSやSalesforceのSaaSを相次いで発表
同サービスではパブリック、プライベート、ハイブリッドの3種類を用意。パブリックでは、VMware v Cloud Datacenter ServiceをもとにしたIaaSとして提供し、仮想CPUやメモリ、ストレージネットワーク、IPアドレス、ファイヤウォールなどのリソースが利用できる。プライベートでは企業ごとのデータセンターと同じテクノロジーを活用できるが、VMware vSphereやVMware vCloud Directorをデルの初期導入プランvStartとして提案する。ハイブリッドではこれらのサービスを組み合わせて「VMware vCloud Connector」で統合管理できる。
デルではセキュリティを最重要事項と位置付け、今年買収した米SecureWorksのサービスのほか、VMwareとトレンドマイクロの戦略的パートナーシップに基づいて、ログモニタリングやネットワークファイアウォール、WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)、IPS/IDSなどを組み合わせて提供し、多様なレイヤで保護していくとしている。
同サービスは、米国では今年の第4四半期に、アジア太平洋/日本地域には2012年に提供するという。
また、「Dell Cloud Business Applications」では、第1弾として米SalesForce.comのCRM製品を提供。同サービスでは、2010年10月に買収した米Boomiのハイブリッドクラウドの技術を統合して展開する。価格は月額565ドルから。導入サービスは5,000ドルから。
2012年をめどに米マイクロソフトの「Dynamics GP ERP」や米Intuitの「QuickBooks」なども提供していく予定。
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