- 2011/08/26 掲載
NEC、介護施設で顔認証と行動検知を組み合わせた「施設入退検知ソリューション」の実証実験を開始
当実証実験は、NECの顔認証技術と行動検知技術を組み合わせた映像監視システムを活用したもので、9月中旬までニチイ学館の介護施設で実施する予定。
「施設入退検知ソリューション」は、顔認証技術と行動検知技術を組み合わせることにより、高い精度で、施設の入退出を管理できる。また、行動検知技術を活用することで、人物の移動方向を特定して誤報を抑える。
さらに、施設職員や入居者が認証用端末(ICカードなど)を携行する必要がないため、認証用端末の盗難や紛失、故意の取り外しなどの課題を解決し、簡易な運用を実現できるとしている。
また、同ソリューションは、カメラの設置場所や運用の工夫などにより、低価格な汎用カメラで精度の高い認証を実現。カメラの小型・軽量化により、システム全体の低価格化を実現する。さらに本実証実験を通じて、システムの基本性能を強化・拡充し、設置環境の違いや運用方針の変更にも対応していくという。
NECは、本実証実験の成果を活かして、今後、同ソリューションを強化・拡充し、介護施設や病院に加え、電力・ガス・水道施設などの公共インフラや工場内における管理業務や不審者の検出、さらには店舗内における顧客行動解析・マーケティングなどでの導入を目指す。
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