- 2011/07/01 掲載
「震災の影響は軽微」米ガートナー、世界のIT投資の成長率を5.6%から7.1%に上方修正
ガートナーの調査担当副社長のリチャード・ゴードン氏によれば、東日本大震災によって部品供給は中断されたものの、全体的なIT投資に劇的な影響を及ぼしていないと指摘。今年の後半にかけてプラス成長の傾向は顕著になり、2012年も続くと期待しているという。
成長率の内訳は以下の通り。

このうち、「現在ITでもっともホットなトピックの1つ」であるパブリッククラウドへの移行は、全体のIT投資と比べて、4倍のスピードで成長する見通し。同分野への投資は、2010年までの740億ドルから2011年に890億ドルとなり、2015年までに1,770億ドルに達する。
ただ、パブリッククラウドが全体の投資に占める割合は2010年時点で2%に過ぎず、2015年時点でも5%未満に過ぎないという。
ゴードン氏はそれでもクラウドは重要なトレンドであるとし、「たとえばSaaSはすでに10%の割合を占め、2015年までにこの割合は15%に増加し、年間支出は200億ドルにのぼる」とした。
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