- 2011/02/28 掲載
NECがプライベートクラウド向けソフトウェア群を強化、WebSAM Cloud Managerなど3製品
プライベートクラウド環境を導入する際に重要となる、(1)既存システムやパブリッククラウドとの連携、(2)多種・多様なシステム環境の統合管理、(3)データ量の爆発的な増大への対応とリアルタイムな情報活用の3点を主なポイントとし、ソフトウェア製品を強化した。
強化された3製品の1つめは「WebSAM Cloud Manager」。これは、プライベートクラウド環境と既存システム/パブリッククラウド間のサービス連携機能および、多種多様なクラウド環境を一元的に管理し、クラウド環境間でのリソース融通などを実現する機能を統合したスイート製品。本製品により、共通の管理ポータル画面から各種環境に点在するITリソースを一元的に管理することができるという。
2つめが「WebSAM vDC Automation」。これは、プライベートクラウド環境を運用するデータセンターの管理を自動化する機能を統合したスイート製品。オーケストレーション機能とプロビジョニング機能の連携による柔軟なITリソースの切り出しや、インバリアント分析技術を活用した高精度のキャパシティプランニングなどを実現するという。
3つめが「InfoFrame クラウド指向データベース」プライベートクラウド環境における、急激な負荷変動やデータ量の増加に柔軟に対応できるメモリ型データベース。KVS(Key Value Store)に相当するスケールアウト特性と、データベースのトランザクション特性を合わせ持ち、トランザクションの増加時や障害時においても、高速かつ安定したデータアクセスを実現するという。また、NEC独自の高速レプリケーション技術により、データベースの容量を必要に応じて柔軟に拡張できるとしている。
販売価格と提供時期は下記のとおり。「WebSAM Cloud Manager」および「WebSAM vDC Automation」については月額料金制で提供する。

NECは今後、プライベートクラウド環境の構築を検討している顧客を中心に新製品を拡販し、今後3年間で300システムの販売を見込む。
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