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日立情報システムズは7日、IT機器、電源、空調設備を収容したコンテナ型データセンタ(以下、コンテナDC)によるシステム運用サービスを3月から開始すると発表した。
日立情報システムズでは、コンテナDCの第1号機を日立情報の湘南センタ(神奈川県足柄上郡中井町)の屋外に設置し、自社システムの遠隔運用・監視を12月27日より開始している。
日立情報では、2009年9月に高集積と省エネルギーを兼ね備えた日立の「モジュール型データセンタ(MDC)」を湘南センタに構築し、日立情報独自のノウハウを加え無人運用を開始していた。
コンテナDCは、日立情報が独自に開発した20ft(約6m)のコンテナ型ボックスにIT機器や電源・空調設備を搭載したもの。コンテナ内のシステムには日立情報の統括コントロールセンタからリモートで運用・監視し、IT機器と電源・空調設備の連携自動化により無人運用を実現した。PUE(Power Usage Effectiveness)は1.3以下。第1号機のコンテナの設置面積は15平米となっている。オンサイト、オフサイトを組み合わせたハイブリッド運用も可能で、ネットワークが接続可能な環境であれば、国内外を問わず短期間で設置・利用が行えるとしている。
国土交通省ではコンテナDCを建築基準法上の建築物の規制対象から除外することが検討されているほか、総務省でもコンテナDCの消防設備を緩和する検討に入るなど、諸法令の規制緩和の動きが活発化している。こうした動きに合わせて、日立情報システムズでは、コンテナDC第1号機でのノウハウをもとに、中堅・中小企業や自治体などに向けて販売していくという。
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