- 2010/10/28 掲載
日立、仮想ファイルプラットフォーム「Hitachi Virtual File Platform」を発売

ストレージ容量を1ペタバイトまで拡張でき、大量のデータを同一ファイルシステム上で扱えるのが特徴。あらかじめ設定した仮想容量から必要に応じて物理容量を追加できるファイルシステムの容量仮想化機能を備えている。また、最新プロセッサの採用などにより、従来製品比約2倍にシステム処理性能を向上したという。
さらに、従来のファイルストレージで用いられているアクセスプロトコル「CIFS」や「NFS」に加え、SAN(Storage Area Network)で用いられるファイバチャネルやiSCSIにも対応し、ファイルストレージ装置とSANストレージ装置を統合できる。
価格は以下の通り。ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」とセットにした「ストレージセットモデル」とVFPノード単体で提供する「ゲートウェイモデル」を用意している。
名称 | 概要 | 価格(税込) | 出荷時期 |
「Hitachi Virtual File Platform」 | ストレージセットモデル 2ノードクラスタ構成 搭載メモリ12GB/クラスタ~ 物理容量584GB~ | 884万3,100円~ | 2010年11月1日 |
ゲートウェイモデル 2ノードクラスタ構成 搭載メモリ12GB/クラスタ~ | 552万6,150円~ |
今後、日立ではデータセンターに集約されたデータを複数の拠点・部門から、データの格納場所を意識することなく透過的にデータアクセスし、業務に利用できるファイル仮想化機能を2011年2月に追加する予定。本機能により、拠点・部門に設置されたVFPがクラウド環境の入り口(Cloud on-Ramp)として機能し、データセンターでのデータ集約・一元管理を実現するという。また、情報の利用価値とユーザーのポリシーに基づいて、最適なストレージ階層(記憶媒体)へデータを自動的に格納する制御機能を追加するなど、クラウド対応の機能を拡張していく。
そのほか、VFP発表に合わせて、同製品の導入検討から構築、運用まで支援するサービス「Hitachi Virtual File Service」をメニュー化し、11月1日から提供する。
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