データ処理性能を2倍に拡張、IBMが中堅中小企業向けディスクストレージ「System Storage DS3500」を提供

　「IBM System Storage DS3500」は、エントリーモデルながら、最大データ保存容量も192テラバイト（TB）と従来のエントリーモデルの2倍まで容量を拡張できるうえ、オプションのソフトウェア製品「ターボ・パフォーマンス」を搭載することで、データ転送レートを約2倍に高速化でき、中堅中小企業の成長を見越して、長期にわたる使用を想定した製品となっている。

　また、ホスト・サーバーとの接続に、毎秒6ギガビット（Gbps）の業界最速Serial Attached SCSI（SAS）インターフェースを採用する最初のIBM製品となる。ポート数も従来の3倍の12ポートを備え、より多くのサーバで共有できるため、仮想化環境や社内クラウド環境での利用を見込む。オンライン向けSAS HDDやニアラインSAS HDD、自己暗号化機能付きSAS HDDに対応し、1台の筐体に混載が可能となっている。

　搭載HDDのサイズとしては、3.5インチだけでなく、2.5インチもサポート。2.5インチHDD搭載時は、消費電力を従来の約40%に低減できる。

　DS3500の最小構成価格は68万7,400円（税抜）。オプションの「ターボ・パフォーマンス」は最小構成で171万3,000円（税抜）、本日より日本IBMおよびIBMビジネス・パートナー経由で販売を開始し、6月15日から出荷を開始する