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ウイングアークテクノロジーズは、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」の新しいインターフェイス製品として、情報活用ツール「Dr.Sum EA MotionBoard」を3月31日より出荷開始することを発表した。提供価格は400万円(税抜/1サーバ)で、初年度30本の販売を目指すという。
ウイングアークテクノロジーズは、データ活用ソリューション「Dr.Sum EA」の新しいインターフェイス製品として、データ集計・分析やデータ共有などさまざまな機能を1つの画面上に集約した情報活用ツール「Dr.Sum EA MotionBoard」を発表した。
発表にあたり登壇した同社の代表取締役社長 内野弘幸氏は、「これからのツール・サービスでは『入り口』が重要になる」とインターフェイスの重要さが増している点を指摘し、同製品を「全体を俯瞰できる斬新なUI」と評した上で、「情報活用ツールのデファクトなUIとなれば」と語った。
次に、Dr.Sum EA MotionBoardの概要について、同社営業統括本部 部長 兼 Dr.Sum戦略グループマネージャーの小島 薫氏が説明を行った。
小島氏は同製品のUIについて「自分の思考に合わせたダッシュボードを構築できる」とし、「社内の情報システム部が用意したものをそのまま使うといった従来のよくあるパターンではなく、実際に使う人に合わせたインターフェイスで操作できる」と語った。
また同氏はDr.Sum EAエンジンの製品ラインアップを現行の3体系から4体系とすることも併せて発表。大規模企業と中規模企業の中間に当たる「中大企業」向けとして「Dr.Sum EA Premium Plus」(600万円~ 税別/1サーバ)を追加し、従来の小規模向けエンジンを64ビットOSに対応させて「Dr.Sum EA One」(100万円 税別/1サーバ、同時ログイン3)とした。
Dr.Sum EA MotionBoardの具体的な特徴については、フォー・クルーの代表取締役 兼 CTOの田中 潤氏が説明。製品の特徴を端的に「情報可視化」、「自由分析」、「プッシュ機能」、「データ共有」の4つのポイントに絞って解説した。
「情報可視化」については、今回のUIの特徴である、1つのBoard上ですべてのデータを管理できる点を強調。実際のデモを交えて、膨大な情報をBoard上に表示した場合も、画面上のナビゲーションウインドウで全体のデータ配置イメージを把握でき、画面を拡大・縮小・移動することで、見たい情報にすばやく辿り着けることを示した。
「自由分析」としては、Dr.Sum EAのデータを自由集計、データ予測、傾向分析、差分分析し、グラフィカルなチャートとしても、明細データとしても、利用シーンにあわせて活用できることをデモで解説した。また、これらの情報はBoard上の自由な位置に配置できる。
「プッシュ機能」としては、データの異常値を見つけ出し、問題のある集計結果についてはアラートを送信する、また、定期的にレポート情報をPDFで配信する機能が備わっているという。
「データ共有」は、アクセス権限や公開範囲の設定によって、部署ごとやチームごとといったパブリックな共有環境でメンバーとデータ共有したり、自分専用のプライベートな環境で活用することもできると説明。また、Dr.Sum EAの集計結果だけでなく、さまざまな形式のファイルやコメント情報、リンク、画像データなどをBoard上で扱うことができる。例えば、ある商品の売上動向の集計結果に、該当の製品イメージの画像を合わせて表示するといったことが可能だと語った。
Dr.Sum EA MotionBoardの出荷は3月31日からで、提供価格は400万円(税抜/1サーバ)、初年度30本の販売を目指すという。
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