- 2010/03/04 掲載
IBM、東大やインドの国立デザイン大学とモバイル向け共通UI基盤を共同研究
この共同研究は、オープンな産学連携を通じてイノベーションを醸成するIBMのオープン・コラボレーティブ・リサーチ(OCR)プログラムの一環として実施され、東大先端研は日本で初めてOCRプログラムに参加する大学の研究機関となるという。
携帯電話は新興国でも普及しはじめているものの、非識字者は音声情報のみしか得られず、インターネットから提供される情報やサービスを十分に受けられずにいる。こうした現状に対して、IBMのインド研究所とNIDの研究員が非識字者のコミュニケーションニーズや優先度を明らかにしていく。
一方、障害者支援の研究を行っているIBMの東京基礎研究所アクセシビリティー・リサーチの研究チームと東大先端研伊福部達特任教授(人間情報工学分野)の研究チームは、高齢化先進国である日本に焦点をあてて研究を行う。豊富な知識や経験を有する高齢者が、快適なモバイル通信を用いて情報にアクセスすることで、積極的に社会参加できるよう、コミュニケーションニーズや優先度を明らかにしていく。
IBM、東大先端研、NIDは、本研究成果によって生み出されたソフトウェアをオープンソース・ソフトウェアとして提供し、その他の資料を公開する予定。
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