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- 2009/06/08 掲載
PC管理でコスト削減、野村総合研究所がセミナーを開催--「チェンジマネジメント型改革」を推奨
新規ビジネスを立ち上げる3つの条件
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岩瀬氏は、新規のビジネスを立ち上げるに当たって、注目した3つのポイントを紹介。1つは市場が大きいこと。シェア1%でも十分にビジネスとして成り立つこと。ちなみに、日本の生保市場の規模は45兆円で、IT業界が12兆円なのと比較すると、約4倍程度だが、「ネットで銀行、ネットで損保、ネットで証券、しかし、ネットで生保は一般的ではない。その理由を考えた」という。2つ目のポイントは、市場に大きな非効率や矛盾が存在すること。ユーザーが不便をしていたり、厚かましい営業に辟易している場合などが該当する。3つ目のポイントは、業界に変革の波があること。同氏がハーバードで学んだケーススタディでは、たとえ矛盾や非効率が存在しても構造上致し方ないこともあるのだという。その点、保険業界は保険業法の大改正が行われるなど、業界に変化の兆しがあった。
岩瀬氏は、こうした3つの条件を鑑みたうえで「当たり前のことを疑う」、これがすなわち覚醒型ビジネスなのだとした。
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