- 2008/12/08 掲載
【国内サーバ市場調査】サーバシェア、富士通とIBMが入れ替わり
今年の推移を見ると、第1四半期は、円高や株安、原油高、原材料の高騰により、サーバ購入は控えられた。第2四半期に入ると、官公庁や国立大学向けに大型案件が発生。サーバ出荷は、プラス成長に転じた。そして9月、リーマンブラザーズの破綻がきっかけで金融危機が本格化。以降、サーバ需要は再び減少に転じた。今後は経済状況がさらに厳しくなることが予想でき、「国内サーバ市場は今期以上に需要が減退する」とIDC Japan サーバリサーチマネージャー都築裕之氏は話す。
ベンダー別では、富士通が4期ぶりにトップに返り咲いた。金融業向け、官公庁向けのメインフレームが好調で、IA64サーバは金融業向けに大型案件が決定した。2位はIBMで、前期1位から順位を一つ落とした。製造業向けにメインフレームが、官公庁向けにRISCサーバの大型案件があったという。3位はNECで、x86サーバでは首位を堅持した。4位は日本HP、5位は日立製作所。上位各社は、出荷金額で全社が前年割れだった。
【市場調査】2008年第3四半期 国内サーバ市場出荷金額ベンダーシェア(出典:IDC Japan) |
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