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- 2008/07/10 掲載
“PDCAサイクルで強くなる”企業づくりを支えるSOCという新組織
テクノロジー重視からオペレーション重視へ重心移る企業防衛最前線
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今日、企業におけるセキュリティやコンプライアンスに対する認識は、ひと頃より確かに向上したといっていいだろう。全社情報システム基盤にはファイアウォールやウイルス対策ソフトなどの対策ツールが導入され、対外的なセキュリティ対策は一巡したといえる。
しかし、企業におけるセキュリティの脅威はむしろ内部に潜んでおり、今日のインシデントの原因の多くは「内部関係者がセキュリティホールだった」というケースがほとんどを占めている。アクセンチュアの森泰成氏は、日々ユーザー企業のコンサルティングの中で、そうした脅威の数が微増状態にあると感じているという。その内容を精査すると、外部者からのハッキングなどといった明確な犯罪というよりは、過失を含めた社内からの情報流出、情報漏えいといったケースが圧倒的だ。
悩ましいのは、インシデントを恐れるあまりに情報の利用を制限したら企業活動が非効率的になるという点である。たとえば顧客名簿は営業や販売促進になくてはならないものであり、売り上げ情報は社内での情報共有や今後の需要予測のために欠かすことはできない。社員に情報を十分活用してもらいながら、しかも万全にセキュリティを確保しなければならないという二律背反に、企業はさらされている。
こうなってくると、システム的な仕組みは仕組みとして、それとは別に人や組織が業務を遂行する中でのルールづくりをさらに強固なものにしていく必要がある。そこで注目したいのが、Security Operation Center(以下、SOC)であると森氏は語る。
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