アビーム コンサルティングは30日、中国のドラッグストアチェーン大手ネップスター社に、SAP ERPを基盤とした基幹システムを導入すると発表した。

　 　ネップスター社は、中国全土に約2,000店舗を展開、2007年11月には、米ニューヨーク証券取引所（NYSE）に上場している。ネップスターはM&Aなどにより規模を急激に拡大、その結果、店舗間で異なる基幹業務システムを運用するなど、全社的な統合と業務効率化によるコストコントロール、および経営管理が急務の課題となっていた。

　今回発表のプロジェクトは、アビーム上海の現地スタッフが中心となり、業務の要件定義からシステムの基本設計、導入までを支援する。ネップスター社の本社所在地を拠点にスタートし、中国全土11地域を3つのブロックに分け、会計・マーチャンダイジング・物流・在庫管理などの領域におよぶシステムを2008年12月までに稼働させるという。同社は引き続き、ネップスター社の顧客・店舗分析、人事・給与、財務管理などのシステム構築全般を支援していくとしている。