- 2007/11/14 掲載
マイクロソフトのビジネスインテリジェンス製品の完成形とは
≫【マイクロソフトのBIソリューションが集結!】 Microsoft BI Conference 2007 Autumn
現場が、組織が変わるビジネスインテリジェンス。
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マイクロソフト インフォメーションワーカービジネス本部
米野宏明氏
IWソリューションマーケティンググループ エグゼクティブプロダクトマネージャ |
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そのマイクロソフトのビジネスインテリジェンスが、ここにきて「いよいよ完成形を迎えようとしている(マイクロソフト 米野氏)」という。それを具現化するのが、統合パフォーマンス マネジメント アプリケーションであるMicrosoft Office PerformancePoint Server 2007のリリースだ。
この製品は、安全で透過的、高品質でリアルタイムなパフォーマンスマネジメントを実現するための新しいソフトウェアになる。日頃使い慣れたExcelやWebブラウザを入出力インターフェイスとするため、企業や組織の全社員が大きな障害なく利用することができる。機能としては、予算編成や予測などを行う「プランニング」から、活動の成果をリアルタイムに把握する「モニタリング」、原因の追及や次のプランニングへのフィードバックを行うための「分析」および「レポーティング」を有し、これらの各モジュールを単一プラットフォーム、単一データモデルの上で連携させることができる。これにより、企業や組織のあらゆるレベルにおいて、その意思決定と行動力のPDCA(Plan、Do、Check、Action)サイクルの効果的な実践を行うのである。
図1 マイクロソフトのビジネスインテリジェンス製品の完成形 |
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上記の図1をご覧いただければわかるが、この製品は、SQL Server 2005やOffice SharePoint Server 2007、Office製品と密接に連接して稼働するために、統合的なパフォーマンスマネジメントを実行できる。たとえば、予算実績管理を行うために、実績データを SQL Serverから、予算データを Excel から収集し、それをOffice PerformancePoint Server 2007上で予算実績管理の多次元キューブを作成、それをOffice SharePoint Server 2007上でバランスドスコアカードのような形でビジュアルに表示するなど、「全社レベルでの包括的なデータ活用が簡単に実現できます(米野氏)」。このような統合パフォーマンスマネジメントの実践で企業戦略のリアルタイムな共有とフィードバックが可能になり、現場の意思決定の質とスピードの向上を図るわけだ(図2)。
図2 Office PerformancePoint Server 2007のもたらす価値 |
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この新製品が、いよいよ日本市場で初めてお披露目される。その舞台となるのが、2007年11月30日(金)、ホテル日航東京で開催される「Microsoft BI Conference 2007 Autumn」だ。これは、Office PerformancePoint Server 2007をはじめとして、マイクロソフトのビジネスインテリジェンスプラットフォームに焦点を当てて、その最新テクノロジー、最新事例、最新ソリューションなどが紹介されるITカンファレンスとなる。
同カンファレンスでは大きく、「ビジネストラック」と「テクノロジートラック」の2つのセッションが用意されている。前者では、パフォーマンスマネジメントやビジネスインテリジェンスが企業風土の改革と業績の向上にどのように貢献するかがビジネスの観点から語られ、すでに蓄積されつつある最新ユーザー事例が披露される予定だ。
一方、後者では、Office PerformancePoint Server 2007やSQL Server 2005を中心に、プランニングやデータマイニング、レポーティングなどの実践的な最新テクノロジーが、デモンストレーションを交えて紹介されることになっている。一連の作業プロセスがすべてカバーされ、リボンメニューインターフェイスとExcel同様の操作感を持ったツールを使ってスコアカードやレポート、ダッシュボードを作成するのがいかに容易か、ウィザードベースのツールを使って、ドラッグアンドドロップを中心とした操作でいかに簡単かつスピーディーに分析レポートが作成できるか、企業内外のデータ流通において、ボトムアップとトップダウン両方向でいかにExcelが優秀な入出力インターフェイスを備えているか、ぜひ現場で、読者自身の目で確かめてみてほしい。
さらに今回のカンファレンスでは、基調講演にフューチャーアーキテクト株式会社 取締役副社長 碓井誠氏が登壇する。セブン-イレブン・ジャパンの情報システム構築に黎明期から携わり、業務プロセスの組み立てと一体となったその先進的な情報システムは、メジャーアップグレードのたびに業界を超えて大きな話題となった。碓井氏自身、企業情報戦略を全面的に担う情報システムリーダーの先駆けとなったという点でも非常に著名な人物である。
講演テーマは「新たな情報価値を創出し、業務プロセス革新と現場力強化を実現する」。業種にしばられない業務改革および新しいIT活用の提案で定評のある同氏からどんな話が飛び出すか。こちらも非常に楽しみなプログラムだ。
カンファレンスに来場して会場アンケートに答えると、抽選だが40名にマイクロソフトオリジナルロゴ入りUSB接続ワンセグチューナーが当たる特典もある。会社を変えるヒントが見つかるかもしれないこのイベントに、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
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