- 2007/10/17 掲載
SAP、経営者向けに同時進行プロジェクトの「可視化」を支援するソフトウェア販売
企業では、様々なプロジェクトが同時平行で進められている。しかし、インダストリ事業開発 バイスプレジデント 脇阪 順雄氏は、「KKD(勘と経験と度胸)でプロジェクトの可否や資金投入が決定されるのが現状。」と説明する。評価基準やプロセスの曖昧さや、海外進出などによる組織・国・システムの分散化に伴う情報収集の複雑化などの課題に対して、プロジェクトの効果的な一元管理のニーズが高まっているという。
新バージョンを使うと、MSproject、Excel、Primaveraなどでプロジェクトごとに個別に管理されている情報を、一元管理して、EVCチャートや予算分配確認、費用対効果分析表にすることができる。今回の製品拡張ポイントとして、(1)プロジェクトのグループ化と評価項目の定義、(2)プロジェクトのスコアリングがより多面的に可能になったこと、(3)標準マネジメントレポート追加機能が挙げられる。旧バージョンは医薬の研究開発向けだったが、今回の機能追加により全業種の研究開発、設備投資プロジェクトでの運用が可能となった。
脇阪氏は、新バージョン開発の背景として、「プロジェクト推進者は、自分のプロジェクトに愛着を持ってしまうため、『我こそは』とアピールしがち。経営者が、プロジェクトに対し、より高い目線で客観的判断を下せるツールが求められている」と説明した。
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