- 2007/07/20 掲載
NEC、世界初、乗車したまま顔認証を行う出入国ゲート管理システムを香港に納入
香港では、全住民のIDカード化が実現しており個人の識別情報が登録されている。また、車ごとにドライバーが一対一で登録されており、車のナンバーからドライバーが特定できるので、トラックが出入国ゲートに進入したときに、車のナンバーを識別し、ドライバーを特定することができる。そして、ドライバーが顔認証により本人であると確認されると、出入国審査業務が完了しゲートが開かれる仕組み。現在は、指紋認証システムが稼動しており、そのシステムと顔認証システムが併用されている。
香港では、本年1-3月の経済成長が5.6%を達成し、株式市場の時価総額記録が更新されるなど、好調な経済情勢が続いており、これに伴い、中国本土との交通量も増加し、出入国管理の迅速化・効率化の必要性が高まっていた。
次の段階では、5-8人の乗りの乗用車(ワゴン車)の搭乗者全員を認識する顔認証の導入が決定している。このシステムでは、指紋認証システムとの併用ではなく、顔認証だけで出入国審査を行うことを目指しており、現在、開発を進めている。
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