IDSシェアー・ジャパンは18日、BPMを基盤にビジネス主導のSOAを実現する「ARIS SOA Designer」の提供を開始すると発表した。

　この製品は、ビジネスプロセスから、システムで実行可能なBPELファイルを自動生成できるソフトで、経営的視点でモデリングされたビジネスプロセスに基づいたシステム構築を行える。ビジネスロジックとITロジックとを単一リポジトリとして統合することで、相互の依存関係が明確になるため、ビジネスルールの変更や障害発生時に、どのプロセスへどういう影響がおよぶのかもわかるのだという。

　IDSシェアーでは、これらの機能により、ビジネスサイドとITサイドの共通認識をSOAとすることができ、ビジネスモデルやシステムフローも共通言語で資産化できるとしている。

　なお、IDSシェアーではすでに、ビジネス戦略の方向性を設計・検討する「ARIS Strategy Platform」、ビジネスプロセスを設計、可視化、最適化する「ARIS Design Platform」、ARIS Design Platformで設計したプロセスやデータモデルを実装する「ARIS Implementation Platform」、実際のビジネスプロセスやシステムを監視、評価する「ARIS Controlling Platform」を提供している。