米調査会社IDCが9月に発行した市場調査レポートによると、ビジネス・パフォーマンス・マネジメント（BPM）ソフトウェア市場で、米ハイペリオン・ソリューションズがシェアナンバー1を獲得した。

　同調査によるとハイペリオンのシェアは19.3%で、2位に2倍以上の差をつけている。またハイペリオンは1999年から首位を堅持し続けているという。

　IDCのコンプライアンス＆BPMソリューション担当リサーチ・ディレクターであり、市場調査レポートを作成したキャスリーン・ウィルハイド（Kathleen Wilhide）氏は次のように述べている。
「ハイペリオンはBPM市場を制し続けています。同社はBPMソリューション・スイートの拡張を続け、さらにはHyperion System 9 FoundationServicesといった戦略基盤上で製品間の統合を実現することで、データ共有、同期、セキュリティといった問題に対応しています。データの統合、整合性、品質といった問題が、多くのBPMプロジェクトの成功を阻止する要因となっている中、HyperionSystem 9 Financial Data Quality ManagementとHyperion System 9 Master DataManagementがスイート製品に追加されたことで、データの品質やソリューション全体にわたるデータの同期化にハイペリオンがますます力を入れていることがわかります。これらは、財務報告の精査がますます厳しくなりつつある現在の市場からの高い 要求を考えると、戦略的な効果をもたらす機能として不可欠なものです」。